9月議会一般質問の質問と答弁NO4
都市整備部関係について
幹線16号の整備について
市道幹線16号は、国道407号線の大谷沢交差点とニチバン工場交差点を結ぶ道路です。最近この幹線16号は、大型車の交通量が多く道路の痛みも激しく、道路沿いに住む住民の方から振動や騒音の苦情が絶えません。また、道路が狭いうえ歩道も整備されていません。そのため道を歩くのも非常に危険な状態です。幹線16号に繋がる幹線15号や飯能の下川崎からニチバンまでの道路は拡幅され大型車が双方向で通行できます。先日どのくらいの自動車が通行するのかの交通量を調べてみました。7月2日木曜日朝7時半から8時半までの1時間に乗用車・トラック等の四輪車が約700台の交通量でした。夕方の5時から6時の1時間でも約600台でした。8月8日土曜日10時から11時の1時間では、大型ダンプカーと中型トラックで51台の交通量でした。飯能の下川崎にコープの配送センターや食品工場ができ、それに日高市に位置するニチバン工場など大きな会社があるため大型車が多く通るようになりました。しかし、道路じたい大型車の通行にあった舗装がされていません。毎年道路の痛みが激しく市の方でも年に数回部分的に舗装の補修をしていますが、追いついていきません。
特に高萩南部は圏央道のインターチェンジがあるため物流の拠点になります。市を縦に走る国道や県道は大型車がひっきりなしに通っています。そこを横に結ぶ幹線16号も大型車が通るようになりました。そこで、次の2点(1)幹線16号の現状をどのように把握しているのか。(2)今後の整備計画の予定はどのようになっているかお伺いします。
答弁
1点目の「現在の道路状況の把握について」でございますが、市道幹線16号は、国道407号の大谷沢交差点を起点に西に向かい、ニチバン株式会社埼玉工場南側交差点を終点とする路線であり、延長約880m、平均幅員約7m、昭和40年代後半から昭和50年代初頭にかけ、生活道路として拡幅整備を行った経緯がございます。その後、平成8年3月の圏央道狭山・日高インターチェンジ開設に伴い、周辺には企業誘致による工場や物流センター等が立地されたほか、川越市や狭山市、飯能市方面とを結ぶ幹線道路として利便性が高く、通過車両が増加している状況でございます。通勤や通学などに幅広く利用されている一方で、舗装構成は生活道路として整備を行った経過から脆弱であるとともに、工場の出入口として利用されていたり、物流センターが近接していること等から大型車両の通行を規制することが困難な状況でございます。更に北側、中沢地内から本路線に接続する、市道幹線41号との交差点付近の幅員が狭く、安全性が危惧されております。こうした状況の中で、議員ご指摘のとおり、大型車両の通行が増加している影響などから、ひび割れやわだちができるなど舗装の劣化が著しく、修繕の頻度も高くなっております。また、これらに起因した振動、騒音も発生している状況であることは承知しており、地元行政区からも、舗装修繕や狭あい箇所の拡幅整備に関する要望をいただいております。
次に2点目の「今後の整備計画の予定について」お答えいたします。市といたしましては、喫緊に解決すべき課題として捉え、騒音、振動の発生を抑止し、安全な走行を可能にするため、令和2年度から劣化の著しい舗装構成を現行の交通量に耐久する舗装構成にすべく修繕工事に着手するとともに、地元行政区から寄せられた要望に基づき、交差点付近の狭あい箇所解消のための拡幅整備も検討してまいります。 なお、ご要望の歩道の設置などの質的改良を伴う整備に関しましては、これから実施いたします修繕工事等が完了した後、その効果などを見極めたうえで、改めて検討をしてまいります。
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